MENU
当サイトは広告が含まれています。

日本の医療の特徴

日本の医療は世界各国の医療システムと比べると、特徴が多い方です。
大きく分けると、医療を受ける患者側に2つ、そして医療を提供する病院・医療従事者側に2つの特徴があります。

医療を提供する側の特徴

医療を提供する側の大きな特徴の1つが、「自由開業制」です。これは医師免許さえあれば、日本のどの場所でも開業して良いという制度です。診療所の開設にはいくつかの制限事項がありますが、基本的に何科で開業しても良いということになっています。

そしてもう1つの特徴は、病院や診療所の収入は、出来高払い制度であることです。病院は診察や薬の提供などの医療行為を点数で管理し、その医療行為は国によって日本全国一律になっています。1つの診療行為は病院によって異なるということはなく、どの病院で受けても一緒というわけです。

医療を受ける患者側の特徴

病気や怪我をした時に医療行為を受ける患者側の立場で考えると、日本の医療システムには大きく2つの特徴があります。
その1つが「国民皆保健制度」です。この制度は国民の全員が健康保険に加入することが義務付けられていることです。
この制度は1961年に制定されたのですが、それ以前は3,000万人以上が保健に加入していませんでした。
このため、治療を受けても治療代を払いない人が多く、病院側は患者から治療費を回収する手間がかかりました。
これが患者の治療活動の大きな妨げになり、円滑な医療業務を行えなかったそうです。
国民が全員保健に加入するように義務付けられてからは、病院側が患者から医療費を回収するという手間が無くなっていきました。

そして患者側のもう1つの特徴が「フリーアクセス制」です。
アメリカなどは保険会社によって通院する病院が決められていたり、ヨーロッパの国では、最初に診察を受ける診療所が予め決められていたりします。
しかし、日本は保健加入していれば、最初から日本全国のどの病院でも診療を受けることが可能です。

こうして日本の4つの医療制度を見てみると、患者側にとても優しい制度ではないかと思います。

札幌市 看護師 求人

スポンサードリンク